行政書士証票をネットで公開してはいけません。コピーされて悪用されます。
行政書士証票は、法律関連の専門家である行政書士がその資格を証明する大切な証明書です。この証票には個人情報(氏名、生年月日等)が含まれており、行政書士の実務において不可欠なものです。しかし、近年、行政書士証票の画像がインターネット上で公表されており、不正利用が懸念されています。本記事では、行政書士証票の画像をネット上で公開することの危険性と、それを防ぐための対策について説明します。
行政書士証票の重要性
行政書士証票は、行政書士業務を行う上で重要な役割を果たす証明書です。行政書士は、許認可申請や法的書類作成のプロであり、行政との連絡も担当し、市民や事業者の法的権利を保護する役割を担っています。
そのため、行政書士であることを証明する行政書士証票の信頼性は非常に高いものとされています。しかし、この重要な証明書がネット上で公開されることは、多くのリスクを伴います。
ネットでの公開に伴うリスク
行政書士証票の画像をネット上で公開することは、以下のリスクを生じる可能性があります。
日本行政書士会連合会行政書士証票に関する規則 別記様式第1-3-1
1.個人情報の漏洩
行政書士証票には行政書士の個人情報(氏名、生年月日)や顔写真が含まれています。これらの情報がネット上に掲載されれば、それらの情報が悪用され、詐欺や不正利用される可能性があります。個人情報の部分を見えないように加工してアップしている人もいますが、隠すならそもそもアップしない方がいいと思います。
2.証明書の偽造
行政書士証票の画像が容易に入手可能な場合、不正な行為を企む者が証明書を偽造し、法的な手続きを行うことができます。
行政書士証票の画像が不正に利用されることで、証明書の不正取得に発展する可能性があります。
各行政窓口によって取扱いは異なりますが、証明書の発行手続では、本人確認書類の提示を求められます。代理申請の場合は、代理人の公的本人確認書類(運転免許証や個人番号カードなど)の提示を求められるのが通常です。
しかし、行政窓口によっては、行政書士証票のみで済む所もあります。つまり、行政書士証票は、本人確認書類としての機能も果たすということです。
本人確認書類をネットで公表していると思うと、怖いと思いませんか?
3.信用の低下
もし、私の知り合いで行政書士証票をネットで公開していたら、前述した理由を説明し、すぐに行政書士証票の画像を削除するように話をします。
お話をしても削除しない場合は、リスク管理ができない人と判断し、仕事を紹介することは無いと思います。私のように考える行政書士もいるということを知っておいてほしいです。
まとめ
行政書士証票の画像をネット上で公開することは、個人情報の漏洩や証明書の不正利用などの多くのリスクを引き起こす可能性があります。したがって、行政書士証票の画像は慎重に扱い、ネット上での公開を避けるべきです。
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